うちのこまとめ
創作組まとめのページ、紹介は女性のみ。
エロに使うのはどんとこい、リョナ方向に使うのはなるたけ勘弁して 泣いちゃうから。
でも見てないところでやる分にはまったく関知しないよ。
原案が10年以上前なので厨二成分多めだよ。
東西15km、南北30kmほどの都市国家。東側が海に面し、残る三方を砂漠化が進む大地に囲まれている。
人類社会から排斥されている不思議な力を持つ人々、いわゆる「異能者」を積極的に受け入れる政策を採る、彼らの避難所の様な場所。
異能者受け入れに関して国際的非難を度々受けるが、その一方で「立憲君主制国家として目標の一つ」と言われるほどの善政が敷かれている。
周りを砂漠に囲まれながらも地下資源と海洋資源、良くも悪くも多人種が集まることで生まれる商業的価値から経済的には成功している方で、水準としては先進国の2歩手前あたり。
公にはされてないが、異能者の力が発現するプロセスの解明と、力を科学的に喪失させる治療薬の開発に成功しており、噂を聞きつけてやってくる者も多い。
現在の王は人格者として有名であり、彼自身異能者であることを公言しているがその人柄もあってユアレスという国の見方を良い方向に変えてくれている。
ほとんどの国と国交を樹立しているが、過去に侵略を受けたことがあるため隣国のニエバ連邦とだけは不仲。
ボールペンから複雑化した人間関係まで、直せるものならなんでも直す
家族(+下宿人)経営の小さなお店。
市街地からやや離れたところに建つ3階建ての建物1階にて営業中。
なお2階・3階は住居。
「写真? はいはい、どうぞ ちゃんと撮りなさいよ?」
所在:ユアレス王国ー修理屋
所属:ユアレス王立高等学校
学年:1年
出身:アトラス帝国
誕生:4月4日
年齢:16
血液:A型
身長:153cm
体重:48kg
体型:「普通じゃない? どっちも、そんな大きいわけじゃないし」
修理屋に下宿している女の子。
背は少し低めで、オレンジ色に近い黄色の長髪を後ろでまとめポニーテールにしている。
瞳は明るい緑色で、高校生にしては顔立ちが整っている方だが、背丈のせいか少し幼くも見える。
一人称は「アタシ」
何事にも凛として対応するしっかり者で、頼り甲斐のある人物
他人からの評価も上記の通りだが、言いたいことをハッキリ言うタイプなので玉に瑕。
――本来の姿は、常にあっけらかんとした大雑把な人物であり、悪く言えばいつも気だるげに過ごしているように見える。
気の置けない間柄となった人の前でだけ素になる上、知人は多いが友人として付き合っている面子は少ないため、素の時は本気で気を抜いている。
友人曰く「成長したらタバコ似合いそう」
華やかな公の場では、言葉遣いから立ち振る舞いまでが普段の姿から更に強化された「御令嬢」とも言える状態になり、後光すら見える。
社交辞令が飛び交う面倒な場面を事もなげに済ますが、その反動か夜には誰かが彼女の愚痴に付き合わされる。
基本は平和的に行くスタンスだが、必要とあれば武力を持ち出す。
独学で太国由来の体術・武術を会得しており、少なくとも護身については問題無いレベル。
チンピラ相手なら苦も無く組み伏せ、格闘技経験者相手でもある程度なら善戦できる。
中学卒業したての身で生家を飛び出し、国も飛び出し、海まで越えて異国の街までやってきた強い子である。
これには家出少女という言葉が適切。
ユアレスへの入国時、審査ゲートの職員へ、自分のような家出人でも住める場所を聞いたところ、「裏通りにはあるが絶対に治安が良い下宿先」とオススメされ、修理屋へ向かうことになった。
現在は修理屋住み込みでアルバイトをしつつ高校に通っている。
成績では上位に入っており、特に語学・経済学・歴史学・数学が得意。
苦手な理科系統は友人(主に下宿人のシグ)から教えてもらい、対価として自分の得意教科を教えている。
日々のバイトのため帰宅部だが、時々陸上競技部の助っ人として活躍している。
長距離走で息を切らさず走り切るため「体力オバケ」と渾名される。
水泳部にも助っ人で行くことはあるが、水着姿を見られるのを恥ずかしがり誰にも言っていない。
バイトの修理屋業務では、手先が器用なため主に精密機械など細かな部品を使っているものの修理を担当。
修理屋店主の妻・フィーネから技術力を見込まれ、フィーネが担当している美術品の修復作業の助手に任命された。
修理屋にいるもう1人の下宿人・シグと、私生活・学校・バイトといったほぼ全ての行動を共にしている。
ケンカする仲であり、背中を預けられる相手でもある。
恋愛への興味は年相応。
友人付き合いは、同じクラスのエリーやヒナ、修理屋の隣へ引っ越してきたシャーロットやレイラ、シグの友人関係でロイやカイルといった同い年の面子が主。
修理屋の家族とは全員仲が良く、メル・エルの双子の遊び相手としてよく選ばれ、後に加わった椿とは読書仲間になっている。
シグが召喚しているハティとは、シグと同じぐらいに互いを頼りケンカをする仲であり、ちょっとしたライバルでもある。
下宿開始から1年以上経って知り合ったカノンとは、いつもの面子に加える形で、ユアレスへの転居後から私生活上での交流を続けている。
父親にのみ知られているが個人投資家という顔も持つ。
それなりの実入りがあり「ひと月あたりの利益で1年分の学費が賄える」とは本人談。
ユアレスがタックス・ヘイブンであることを入国後に知ったため、必要最低限の資金以外は全て資産化した。
生まれ故郷の生家に戻ると髪を降ろしてドレス姿となる。
ドレス姿については「似合わない」という自己評価だが、彼女以外の意見は逆である。
所持する能力は「治癒」
自分が触れている対象の負傷箇所を負傷する前の状態に戻るまで回復させる。
要するにヒーラーであるが、戦うとなったら体術持ち出すので実際は殴り魔。
どちらかと言えば、大の男程度なら難なく打ち倒し組み伏せられるので回復はオマケとも。
開花状態の能力は「時間操作」
自分が触れたと認識している対象の時間軸を「任意の状態」まで移動しそこで固定するという
相手の時間を好きなところまで戻したり進めたり出来る力である。
傷を負った者なら負傷する前まで、憎い相手なら灰になるまで。
開花の際に与えられた通称は「時計職人」
「写真?! はいっ! ピースピース!」 「撮ったら見せてねー」
所在:ユアレス王国ー修理屋
所属:ユアレス王立小学校
学年:4年
出身:ユアレス王国
誕生:2月5日
年齢:9
血液:O型
身長:126cm
体重:28kg
体型:「これから育つもん!」 「おかーさんみたいになりたいなあ」
修理屋に住んでいる双子の姉妹。
小学生らしい低身長で、薄い桃色の髪は肩まで届く程度の長さのゆるふわボブ。
瞳はメルがオレンジ色でエルが黄色、クラスではかなり可愛いと評判だが、顔立ちはザ・こども。
特筆すべき点として、頭部に猫の耳が、腰から猫の尻尾が生えている。
一人称は「わたし or 自分の名前」
ヤンチャで元気、人懐っこくスキンシップ多め、何にでも好奇心旺盛な性格。
兎にも角にも明るく、学校でも家でもあらゆる場を和ませることに関しては天才的。
スキンシップするのが大好きで、遠慮なく異性でもお構いなしに、肌をすり合わせるように引っ付いてくる。
誰が言ったか「120点のもち肌」
仲が良い相手にはいたずらを仕掛ける傾向があり、遊びの一環と捉えてるため一向に止まない。
そのためか、逆にいたずらされても遊びと思い正面から付き合ってくれる。
クラスの男子からスカートめくりを仕掛けられても、まだ気にしていない様子。
見た目から性格までほとんど一緒であるため、初対面ではまず見分けが付かない。
行動する時はもちろん一緒であり、行動理念も一緒。
しかしメルが元気一本道な一方、エルは控えることを知ってるように見え、成長で少しずつ性格の差が出てきた模様。
また好んでスキンシップを仕掛ける相手も違い、メルは同じクラスの優樹へ、エルは下宿人のシグへ行っているようだ。
父である店主のアイザックは通常の人間種であるが、母・フィーネはトゥーラ出身の猫の純粋亜人種であるため、その間に生まれたメルとエルはハーフの亜人種。
ハーフであるためか純粋亜人種が持つやや人外染みた身体能力は鳴りを潜め、子供にしては運動神経が非常に優れている、という評価に収まっている。
それでも学校全体で2番目に足が速い、大人を見下ろす高さまで垂直跳びできる、文字通り無尽蔵の体力など、規格外に分類されるまであと一歩という所。
本人たちも確証は得ていないが、お互いの考えていることが言わずとも理解できるらしい。
テレパシーに準じる超能力と判断されたが、特に気にする様子は無い。
学校では毎日仲のいい友達たちと遊んでおり、たまに修理屋まで連れてくる。
成績は中程であり、これといって特筆する得手不得手は無い模様。体育は大好き。
遊び主体のため、もちろん部活はない。
友人付き合いとして、同じ修理屋に住んでいるシグとカリンにはよく引っ付きに行く。
また同じく修理屋に住むことになったアルムや椿とは大変仲が良く、4人姉妹であるように仲睦まじい姿を見ることが多い。
同じクラスにいる優樹とは姉妹ともに仲が良いが、メルの方が積極的に絡みに行く。
その他、クラスメイトのリューリはよく互いの家へ遊びに行く仲であり、ジェナは学校でよく話しかけている。
違うクラスでは、優樹と同じ陸上部のノーマ、そのノーマと同じクラスへ転校してきたアムラエルやクー、優樹の妹で下の学年にいる風歌とも仲が良い。
それ以外では、シグとカリンに関連するほぼ全ての人物からマスコットとして可愛がられている。
能力は「探知」
一定範囲内にいる生命体の位置を正確に捉えて認識する力。
人間レーダーとして活躍し、2人とも同じ能力を持つ。
もう1つの能力は「分化」
自分を複数の生命体として分離した状態へ移行するか、1人として融合する力。
彼女らが双子であるのは生殖活動の結果としての分裂ではなく、1人であった赤ん坊がこの力によって2人に増えたため。
テレパシーの様な力もこの発展で、元々は単一の魂であったため分裂後も無事に融合できるよう見えない線が繋がっていたのだろう、というのが医者の見解。
頭にハテナしか浮かんでいなかった双子には「ずっと糸電話で繋がってたんだよ」という説明が最も受け入れられた。
1人に戻った時は、2人の名前を繋げて「メリル」と名乗ることにしている。
「ふっふーん! 立派になった姿、ちゃんと撮ってね!」
所在:ユアレス王国ー修理屋
所属:ユアレス王立小学校
学年:4年
出身:ユアレス王国
誕生:2月5日
年齢:9
血液:O型
身長:147cm
体重:41kg
体型:「どうだー! これならカリンと張り合えるでしょー! ……もうちょっと背が欲しいけどねー」
メルとエルが分化の能力で1人に融合した姿。
双子時の姿から身長は20cmほど伸び、薄い桃色の髪は太ももの辺りまで伸びロングヘアーとなった。
瞳はオッドアイとなっており、右にメルのオレンジ色が、左にエルの黄色が宿っている。
顔立ちは2,3歳ほど成長したようで、耳と尻尾も同じだけ大人の大きさに近付いた感じがする。
一人称は「わたし」
中身は2人の性格をそのまま合わせたものだが、メルとエルの僅かな違いが所々で出てくる。
体が成長して自信に満ちた影響か、特にメルの性格に輪をかけたような活発さ。
各部が豊満になったせいで事案に発展しかねないが、スキンシップは相変わらず行う。
また出来るイタズラの範囲が広がったので、本人はとても楽しんでる。
脳内にメルとエルの人格が両方存在しているらしく、それぞれの発したい言葉がメリルの声となって出ている状態。
体についても2人で協力して『操縦』している感覚だという。
思考も2人分のため、学力テストをやらせたら普段より好成績だった。
元の服は小さくて着れないので、最初はカリンに服を借りていた。
専用の服が買い揃えられてきた後は、この姿でオシャレの練習をするようになった。
だいたいはシグやカリンに見せて評価をもらっている。
融合した姿になるのは家にいる時か有事の際だけなので、修理屋の面子以外にこの姿を見せることは少ない。
また見せたとしても説明を挟まなければ大抵はメル・エルだと認識されず、母・フィーネの親戚か何かと思われる。
イタズラの一環でクラスメイトの優樹に姿を見せた際は、いくら説明しても同一人物だと認識してもらえなかった。
身体能力は母・フィーネに近付き、規格外のものへと成長している。
試しに全力を出した際は100mを6秒で走り切り、垂直跳びでは修理屋3階まで跳び上がった。
ただしうっかりで階段の金属製手すりを握りつぶしており、極力全力を出さないよう母から言いつけられた。
人間関係は双子時のものと変わらないが、修理屋在住以外の小学校の友達とはほとんど会わない。
分化能力の希少性から、能力の研究・診療に通じた父・アイザックの知人たちとの交流が増えた。
融合による身体成長に伴い、元々持っていた探知能力にも成長があった。
成長後の能力は「空間認識」
一定範囲内にある物体の位置と速度を正確に捉えて認識する力であり、探知が純粋に強化された。
身体能力が規格外になり、飛んでくる銃弾を正確に捉えて適切に避けることも可能となった。
分化による融合は必要だが、ほとんど開花状態と判断されたため「物見」という通称を得た。
「写真? ええ、どうぞ」
所在:ユアレス王国ー修理屋
所属:修理屋
役職:副店主
出身:トゥーラ部族連合国
誕生:8月8日
年齢:30
血液:O型
身長:162cm
体重:58kg
体型:「だいぶ、育った方ね……昔はこんなに服で悩むことなんて無かったもの」
修理屋に住んでいる若い女性。
成人女性としては平均的な背丈であり、膝まで届く薄い桃色のロングヘアーを先端近くでまとめている。
常に目を閉じているため瞳の色は分からないが、顔立ち自体は結構な美人。
猫の耳と尻尾が生えており、毛並みがしっかりしている。
一人称は「私」
微笑みは絶やさず常に落ち着いた性格の大人らしい大人。
努力したら褒め、失敗したら慰め、度が過ぎたことはしっかりたしなめてくれる聖人君子。
修理屋店主・アイザックの妻であり、メルとエルを娘に持つ二児の母。
後に同居を始めたアルム・椿の母役もこなし、2人の下宿高校生と1匹の狼娘の世話も行う、実質7人の子を持つビッグマム。
9人家族の家事全てを1人行いながら修理屋の業務・経営にも携わる超有能主婦だが、純粋亜人種の体があってこそ出来る無茶である。
シグとカリンを始め子供たちが家事を手伝ってくれる際は、とても感謝しつつ、疲れすぎない仕事を割り当てるマネージメント力を見せる。
娘たちのイタズラ現場によく遭遇し、その度に現行犯たちを取り押さえる仕事を持つ。
手を出して叱ることは皆無だが、反省するまで簀巻きにする程度にはオシオキしている。
怒っている間も微笑んだままなので、叱られる側はとんでもなく恐怖するらしい。
おそらく一番叱られてるのは旦那。
トゥーラ国外では滅多にお目にかかれない猫の純粋亜人種であるが、亜人種自体は多く散在しているため上手く紛れ込んでいる。
純粋亜人種としての実力は折り紙付きで、身体能力で人類種の勝てる見込みはまず無いと言われる。
国の依頼で比較実験を行ったことがあり、フィーネの軽いパンチ1発≒10tトラックの衝突(60km/h換算)と算出された。
普段は身体能力を常人レベルにセーブして生活しており、少し怒る時など威嚇目的でタガを外すこともある。
本気を出したフィーネを止められるのは、同じく本気になった夫・アイザックだけと目されるが、真実は本人たちしか知らない。
元はトゥーラの大部族の生まれで、16の時にユアレスへ移住、19で結婚し、21でメルとエルを産んでいる。
旦那にはアイザックという名前しか無かったが、ブランク(空欄)という家名にして共に生きることを決めた程度には一途。
フィーという愛称で旦那から呼ばれており、呼ばれ方は交際時からずっとコレ。
交際当時は呼ばれて顔を真っ赤にしていたが、今は表面上平気で、内心ではとても高揚している。
上に乗るタイプだという。
アイザックとは昔から一緒で、まず移住した時の下宿先が彼の家(正確には養父の家)だった。
ぶつかったり口喧嘩をしつつ、お互いを認め合い親友と言える仲まで発展した。
同じく仲が良かったラシェルの勧めで1人暮らしをしていた時期もあるが、寂しさからまた下宿に戻ったという。
最後にはアイザックをラシェルと取り合うことになったが、今の姿がその結果である。
それが原因で何か変わったわけでもなく、ライバルだったラシェルとは今も会っている。
ユアレスにやってきた当時から芸術方面へ興味を持ち、10年以上経った今でも美術史の専攻・美術品の鑑賞という趣味を持つ。
時々訪れるお守りも無い完全に自由な時間は、街の美術館や個展へ足を運んでいる。
修理屋で美術品の修復担当をしているのは趣味の甲斐あってだが、依頼件数は月に1個あるかないかという暇なポジション。
先天的に超能力を持つ、いわゆるエスパー。
トゥーラに居た頃は部族のシャーマンを14歳まで務めており、持った力を最大限活用していた。
引退し移住もした現在は、専ら娘たちのイタズラを未然に防ぐための読心能力として活用中。
メルとエルにテレパシーらしき力が備わっていたのは、フィーネの超能力が一部遺伝したためでもある。
純粋亜人種としての驚異的な身体能力、生まれ持った能力への順応性、大切なものと共に生きるという覚悟を見込まれ
ユアレス王直属の近衛兵「三騎士」であったヴィクトリア・キテラから同隊への推薦を受ける。
推薦を承諾し、代わりに引退したヴィクトリアの後を継いで彼女から能力を継承した。
直属だが、肝心の王がかなり気さくに話しかけてくるタイプなためタメ口で接する。
人間関係としては、修理屋に住んでる全員からは絶対の信頼を寄せられ慕われている。
双子に連れられて遊びに来るリューリや風歌からも、安心して接することのできる人物と思われている。
ママ友であるアラエルやルミとは街中で会うと立ち話を始めてしまう程度に仲が良い。
移住時からの親友であり恋敵でもあったラシェルとは、彼女の仕立て屋に幾度となく通って交流を続けている。
三騎士を継いだ関係でユアレス王やイリーナ姫とも交流しているが、非公開部隊である事情を知る者が少ないため
それ以外の関係者には一般人として会っている。
前任者であり師匠であるヴィクトリアが希望により隠居している都合で、気を遣って年に数度会うだけに留めている。
能力は「超能力」
テレパシー、予知、念力、瞬間移動など人類種の超能力として知られる超自然的な力を意識的に扱える。
超能力として分類されているものなら当たり前のように使うことができ、特にテレパシーなど精神に関わるものは得意とのこと。
継承している能力は「魔法」
火・水・土・空気の四大元素を操作できる。
能力の継承は国の秘匿対象であり、使う機会は輪をかけて無い。
半径5kmほどと操作できる範囲が非常に広大で、かつ元素操作を伝搬させ続けることで最大半径50km内で能力を行使できる反則級の力。
火力も申し分なく、範囲内を一瞬にして超高温の火で包むことが可能なため、条件次第なら1都市丸ごと焼き払うことも。
『攻撃性能』と『操作性能』を極めた、ユアレスの抑止力の1つ。
旦那の証言
「アイツの目は黄色だよ、見ることはまず無いけどな」
「しゃしん? とる?」
所在:ユアレス王国ー修理屋
所属:ユアレス王立小学校
学年:4年
出身:ニエバ連邦
誕生:8月7日
年齢:9
血液:A型
身長:130cm
体重:31kg
体型:「……ちっちゃい?」
修理屋に住んでいる女の子。
背は低く、腰まで届く真っ黒な長髪は編んで1本にしている。
瞳は赤色で、子供らしい可愛さとあどけなさのある顔立ちの美少女。
一人称は「わたし or 自分の名前」
とても大人しい子で、ちゃんと喋れるが口数は少ない。
好奇心旺盛で、気になったものの方へとてとてと歩いていってしまう。
誰かと一緒にいるのが好きで、傍にいるだけで少し楽しそうな顔をする。
辛そうだったり悲しそうな顔をしている人を見ると、慰めようとしてよく駆け寄っていく。
普段はボーっとしていることが多く、掴み所が無い子と思われることもある。
動作もゆっくりであり、無表情で明後日の方向を見ながらのんびりと毎日を過ごしている。
家に戻ってくるとソファに座るか、ソファに座ってる人の膝に座るかの二択と決まった行動を取る。
メルたちと遊ぶことは多いが、自分から外へ遊びに行くことは少ない。
修理屋店主・アイザックの実妹であり、故人だった。
20年以上前、まだ5歳の頃に兄共々ユアレスの路地へ孤児として捨てられ、アルムは餓死している。
シグとカリンが下宿してしばらく経った頃に、2人の訓練の一環で能力の暴走が起きている中で
アイザックが持っていたアルムの遺骨に2人の能力が作用し、死ぬ直前のアルムが再生された。
死ぬ寸前から回復した後に、これまでの経緯をアイザックから聞かされ、すごく頑張って理解した。
完全に回復するまでの間メル・エルが話し相手になっていたので、この時に仲を深めている。
表情の変化は少なかったが生き返ったことを素直に喜んでおり、また一緒にいられることを望んだ。
実行犯の2人では呼び戻しは出来ても送還が出来ないことが分かったため、アルム本人の意思もありそのまま第2の人生を歩んでいる。
蘇生時(=死亡時)の年齢はメルたちより下だったが、本人は「仲良くなったメルたちと同じ年から生き直したい(要約)」と希望した。
これには自らの能力の神髄を露見させたカリンが責任を持って挑み、肉体の時間をメルたちと同じ9才にまで操作した。
こうして生まれたのが、兄31歳・妹9才というとんでもない年の差兄妹である。
その後、実はもう1人いたアイザックの妹(存命中の26歳)と出会うが、戸籍上はアルムが先に生まれているため、年下だが姉という謎の存在となった。
身体は子供らしく貧弱というレベルで、とてもじゃないが力で誰かに勝てる見込みは無い。
他の面子もそれを理解しているので、必ず後ろで控えるようにさせている。
持っている能力のこともあり、完全に後方支援型な人員。
餓死という終わり方を1回経験しているためか不明だが、好き嫌いも無く普段からよく食べる。
小食の椿、人並みのメル・エルと来て、アルムは1.5人分ほど食べている。
それにしては太るわけでもないため、年頃のカリンが羨むレベルの「食べても太らない」を実現中。
修理屋の子供組4人の中で一番背が高いので、そっちに栄養が使われていると予想されている。
学校の成績はだいぶ良い方で、メルとエルに教えることもある。
身体を動かすことは人並みというところで、同じく平均的な椿と一緒にこなしている。
授業も休み時間もほとんど無口・無表情ではあるが、たまに笑顔を見せた時のギャップゆえ男子からの人気が良い。
当然ながら修理屋に住む全員とは仲良しで、特にメル・エル・椿とは4人組で行動することが多い。
兄であるアイザックの他、下宿人のシグは第2の兄とも言うべき存在と思っている。
姉(妹)であるアイヴィーには、会うたびに好んで近寄りに行く。
学校では、同じく口数が少ない子であるリューリとデイジーが特に仲が良い。どうやって意思疎通してるかは謎。
4人組で一緒に行動するため、彼女らと仲が良い面子とは交流している。
能力は「変化」
繭を経て蝶へ変わるという、変化(へんげ)能力。
ある程度の量の物質を取り込んだ後、自分を包む繭を形成、最後に繭から蝶の羽を生やして出てくるという、割と派手な見た目。
生やした羽により飛行することもでき、事前に取り込んだ物質により羽の色や大きさが変わる。
開花状態の能力は「物質変化」
使い方は開花前と変わらないが、自分を包む繭の形成中に取り込んだ物質をまったく別の物質へ変換するという付加効果がある。
取り込まれた物質はアルムが意識的に選択した物質へと片っ端から変換され、繭からニュッと出てくる。
変換比率は体積基準で、いかなる物質であろうと前後の体積は同一という、物理法則ほぼ無視な力。
変換可能な基準は「アルムが知っていること」という低ハードルっぷりに加え、架空の物質すら生成可能であるという実験結果も出ている。
上手く使えば生きる錬成装置としてあらゆる物質を供給することもできるが、三騎士関係者の妹であるという点から実現の可能性は無い。
アルムは何にも考えてないので、力を使うことに対しては基本テキトーである。
開花状態と分かった時に付けられた通称は「鳳(アゲハ)」
シグのコメント
「なんか最近、何処いても俺の膝に座ること増えたんだけど、カリンの視線が痛い」
「あ、写真? ポーズ? これでいいか?」
所在:ユアレス王国ー修理屋
所属:ユアレス王立高等学校
学年:1年
出身:ヤルンヴィド(シグの能力内部に存在)
誕生:10月10日
年齢:1596(ヒト換算では約16歳)
血液:B型(ヒト形態時のみ)
身長:149cm
体重:72kg
体型:「なんだよ、悪いかよこんな身体で、カリンと同じもんだろ?」
修理屋に下宿する女の子。
小柄で、肩甲骨ぐらいまである灰色のボサっとしたクセ毛を、自然なまま身体の前後に分けて下ろしている。
瞳は髪とほぼ同じ灰色で、犬歯が見え勇ましい表情を見せる美少女である。
狼のようなフサフサの耳と尻尾が生えており、大きな耳の分で身長が少しだけ大きく見える。
一人称は「オレ」
男のような言動で接してくる狼娘。
元気だが粗暴で好戦的であり、ちょっとしたヤンキー。
躊躇なく暴力に訴える性格だが、誰かを庇ったり守ったりとちゃんと理由があって暴れるタイプ。
恥ずかしいと感じた時も暴力沙汰となるので、主に飼い主の苦労が絶えない。
初対面相手にはグルルと吠えて威嚇しにいくが、信頼かそれ以上の感情を持つ相手には懐く。
抗議やじゃれつく感覚で噛みついてくることもあるため、やはり苦労する。
あくまで狼であり行動自体はほとんど犬だが、実際に犬扱いされると怒る。
ヤルンヴィドという森林地帯にて、フェンリルが人間に産ませた仔。
半狼だが父・フェンリル並に強大な魔狼として生き続け、空を走り月を捕らえるまでの存在に成長した。
フェンリルのことを父として見るより、神すら喰らった誇るべき魔狼の頂点として尊敬している。
召喚能力の扱いに馴れ始めたシグに、フェンリルに次ぐ2匹目の召喚獣として呼び出された。
犬しか呼び出せないとシグが思っていたこともあり、呼び出された直後に犬扱いされ激怒している。
父・フェンリルが既に呼び出され、シグへ懐いている事実を当初は受け入れられず、召喚者を喰い殺して父から引き離そうともした。
監視の名目で召喚からずっと現界し続け、意図せずしてシグの能力持続訓練に貢献した。
フェンリルがシグのことを心から信頼していることを知り、シグに対する認識を改めた。
犬みたいに懐く情けない父の姿を何度も見ているが、不思議と幻滅せず、自分も同じ風にしてみたいという感情が湧きつつある。
現界に際して父は犬の姿をしていたが、ハティは興味からヒトの姿を取ることにした。
最初は完全にヒトの姿を取ってみたが違和感があるということで、狼の亜人種の姿で落ち着いた。
元々の身体も大きくないと認識していたため、変身後の身体も小柄になっている。
元が魔狼であるためか小さな身体に尋常ではない筋肉が詰まっており、カリンとほぼ同じ身長なのに体重は1.5倍ある。
腕力・握力・膂力・脚力と全ての身体能力が人外であり、純粋亜人種であるフィーネすら軽々力でねじ伏せられる、文字通りの怪物。
見た目は中肉であるため、体重だけ異様にあるという点を最近になって悩み始めている。
大きくないと言っているが、本来の姿は全長5m・全高2mほどの巨大な狼である。
一応可変は効くため、普通の狼サイズに縮むことも。
フェンリルはハティの倍以上あるらしいので、たしかに同族の中では小柄だったのかもしれない。
普段着ている服(特に上着)についてはシグから強奪している。
当初は単純に着るものが無いからだったが、シグを主人と認めた後は匂いが染みついた服を好んで選んでいる。
強奪物以外の衣類はカリンがコーディネートして買い与えている。2人ともサイズがほぼ同じらしい。
男らしく生きようとしているが、顔立ちと出るとこは出ている体型のため女の子扱いから抜け出せていない。
スカートのようなヒラヒラした服装は出来るだけ着たがらず、着ている姿を誰かに見られた場合は殴りにかかる。
次第に親友と言えるほどに仲良くなったカリンから服を着せられ、少し可愛がられていることは満更でもない様子。
召喚からこの方ずっと修理屋で番犬をしていたが、暇ということで学校に通い始めた。
体育系の成績はピカイチだが座学系は壊滅、毎回のテストはシグとカリンが全力でサポートしても赤点ギリギリ。
身体能力の人外さから運動部に関わることを飼い主らから禁じられている。基本一緒に帰ろうとするので特に問題は無い。
制服はスカートだが、通い始める頃には特定の人物が見てくれてるなら悪くないと思い始めていたので、抵抗は無かった。
友人付き合いはシグやカリンと同じ面子だが、2人以外と積極的に交流することを避けているように見える。
シグは相棒・飼い主という側面から懐いているが、それ以上の関係になりたそうな動きが増えてきた。
カリンもまた相棒であり仲も良いが、少しずつライバルであるという認識も生まれている。
一緒に行動することが多いのはカリン。
ヒト形態時・狼形態時のどちらでも、とんでもない脚力で瞬間移動染みた移動力を見せる。
速さを乗せた一撃は、噛み付き・引き裂きのどちらでも致命傷となる。
狼形態時ならヒト1人ぐらい乗せられる。
シグの能力で召喚された存在であるため、現世と『向こう』を自由に行き来できる。
『向こう』は現世の100倍の速さで時間が進んでいるため、一度戻ると「久しぶり」という感覚でまた戻ってくる。
水先案内人として誰かを『向こう』へ連れていくこともできるが、連れていかれた人物は寿命がマッハで消化される。
カリンの一言
「負けてられないわね」
修理屋のすぐ隣のビルで経営されている、電子機器専門のお悩み相談所。
1階から2階は吹き抜けで、巨大なサーバーとレイラ専用のクレードル、シャーロット謹製の電脳装置が置かれている。
3階はシャーロットのスタジオとなっており、防音設備も完璧なのでご近所迷惑にはならない。
毎月の電気代がとんでもない桁に達している。
「えー、写真? ちゃんと取るもの取るよー?」
所在:ユアレス王国ー電脳屋
所属:ユアレス王立高等学校
学年:1年
出身:グリフィズ公国
誕生:1月5日
年齢:15歳
血液:AB型
身長:167cm
体重:59kg
体型:「どう? エリーには負けるけど、大人っぽいでしょ?」
電脳屋にて働く女の子。
同年代でも抜きんでて背が高く、ぴょこんと跳ねた部分もある赤みがかった茶色のロングヘアーを腰まで下ろしている。
瞳は透き通った海のような水色で、顔立ちは学年でもトップに入るほどの美人。そして豊満。
一人称は「私」
誰にでも明るくはきはきと接するが、その実親しい友人らの前ではイタズラ好きで小悪魔的な本性を見せる。
非常に賢しい性格であり、普段から頭は回る方だがイタズラ事になるとより回転する。
後処理・アフターフォローを忘れず、仕掛けた方も仕掛けられた方も笑顔で終わることをモットーにしている。
茶化し・からかい目的でスキンシップを取ることが多く、主に同性が被害者。
仲良くなったら異性でもお構いなく触れ合いに行くが、若干恥ずかしそうな表情を浮かべる。
人当たりも良く最初から距離を縮めてくれるため、接しやすい人物として学内では評判。
生まれはグリフィズだが最初の数年しか暮らしておらず、その後はずっとユアレスにいる。
家は一緒だがワーカホリックな両親の下でほぼ一人暮らしをしており、生活面で逞しさを身に付けている。
両親がどちらもお金に無頓着だったためか、反動で金銭・金融面には詳しくなる。
何事にも対価が発生するという思想に目覚めており、やる事なす事全てに金額を提示することで主導権の所在をハッキリさせている。
両親が共に科学者であり、特に母親が工学系・情報系の専門家であった影響で機械関係に滅法強い。
秀才どころか天才と言えるレベルまで才能を爆発させており、大型車用の自動運転システムや電子データをヒトの脳で処理するための電脳設備まで製造している。
それらは自分の趣味として活用している。
カリンたちと同い年だが、高校へ通うようになったのは初夏になろうという頃。
曰く、中学を正式に卒業していなかったので能力検定を受けに行っていた、とのこと。
頭は良い方なので検定は楽に合格し、遅れるどころか先の単元までしっかり予習している。
体育など運動系は少し苦手な方。
音楽の授業が非常に好きで、授業前は常に機嫌良く教室へ向かっている。
音楽史の勉強も好きだが何より歌うことへ興味が振り切っており、歌唱時は目が輝いている。
歌声については、授業中にも関わらず教師がスタンディングオベーションを決めるほど素晴らしい。
一部の生徒からは、何処かで聴いた覚えのある声と言われている。
2年ほど前にネットでデビューし、今や知らぬ者はいないほど有名になった「ディーヴァ・テレジオ」というアイドルの、本来の姿。
自分で作詞作曲した楽曲のネット配信からスタートし、2年の間でシングル・アルバムで多数のメガヒットを飛ばした実力派である。
ネット上でのみ活動しており、主に新曲の発表で動画配信を行っている。
後述の能力により自分の姿を変えて秘密裏に配信していたが、修理屋の面子には軽くバレてしまった。
ロイドに機械系の才能を認められ、電脳屋の運営を(丸投げされる形で)任されている。
経営から業務まで全て担当することになっているが、備品であり同僚でありクラスメイトであるレイラのおかげで少し楽をしている。
店主代理の権限で同建物の3階を丸ごと自分用の配信・楽曲作成スタジオに改装し、お手伝いにレイラを採用している。
最近の楽しみは、様子見でやってくるロイドを蹴っ飛ばす事。
業務では主に、自作の電脳装置を使って作業をする。
操作のため手足の感覚はあるが、装置使用中は「夢の中で浮いている感覚」だという。
下手にパソコンを使うより早く終わる上、レイラとネットワーク上で意思疎通を行えるため非常に便利。
ロイドからも出来を評価され、渋々だがロイドによるハードウェア・ソフトウェアのアップデートを受け入れ性能を向上させた。
修理屋に正体がバレた後も、その他には正体を伏せ1人でアイドル活動を続けていたが、
クラスメイトのエリーに音楽の才能があることを見出して以降、エリーをこっちの世界へ引き込むことに躍起になる。
口車に乗せおだてることでようやく自分のコンビとして活動させることに成功し、学祭においてその真価を発揮させた。
学祭でエリーと共にリアルで活動して以降、エリーに芸名を与えコンビを組んで表立って活動するようになった。
エリーにも能力を使うことでお互いに正体がバレないよう頑張って活動している。
ライブに取材にTV撮影と表では引っ張りだこのため、2人して学校を休まないといけない機会が増えた。
シグとカリンを中心にした友人グループに属しており、2人に対してイタズラを仕掛けることがしばしば。
ヒナは仕掛け人仲間であり、打ち合わせをしてイタズラの計画を立てることもある仲。
電脳屋の同僚でもあるレイラは親友の1人と数えられており、冗談を言い合ったり相談をしたりなど、相方と言える存在。
母・マリアと父・ドレイクについては良好な関係を保っており、相変わらず毎日仕事漬けになってる様子を心配している。
修理屋住まいの面子とは顔見知り程度であり、ご近所付き合いもあって会話をするぐらいに収まっている。
雇い主であるロイドは、能力・技術の両面で先生として尊敬はしているが「人間としてはクソ」と言い放っている。
友人付き合いで特筆すべき存在にエリーが挙げられる。
隣の席のクラスメイトから始まり、カリンを通じて友人となってからは(身長が高いという点で)仲良くできる存在となっていき
今ではアイドル活動におけるかけがえのない相棒として、お互いを頼りにしている。
私生活でもよく付き合うようになり、エリーの恋愛相談(本気)に乗ることにもなった。
友人グループにいるロイはエリーの片思いの相手であるが、相談に乗ったり背中を押すつもりで彼をからかっているうちに、シャーロットにとっても特別な存在になりつつある。
この件はエリーに打ち明けているが問題にはならず、むしろお互いに彼の良い点・悪い点を言い合って気持ちを共有することで、互いの決心を確かめ合っている。
しばらくはロイを共有することで停戦しているが、心の底ではエリーの気持ちを優先して身を引く準備だけはしている。
能力は「変身」
触れた対象を望む姿へ変貌させるという力。
アイドル活動する上で欠かせない力だが、シャーロットが変えるのは髪の色ぐらい。なぜバレない。
少し工夫すれば体内に手を加えることも出来、人間音波兵器になれたりする。
開花状態の能力は「変化」
触れた対象の性質を変更するという、開花前から何が変わったか分かりにくい力。
実験では自分の髪に触れれば色を変え、お湯に触れれば水に出来たり、固い石を指で穴が空くぐらいに軟くしている。
以前はモノの『見た目』しか変えられなかったが、開花後はモノの『状態』も変えられるようになった、と結論付けられている。
これにより、周辺物を能力で何らかの『罠』に変化させて敵を撹乱するという、トラッパーとして活躍することになった。
体表に触れて体内を変化させることもできるので、以前と同じ使い方もできる。
発想力が鍛えられたため人間音波砲の他、催眠音声の発生装置にしたり、声帯模写による欺瞞工作まで可能になっている。
開花して通称を得る前に「歌姫」と自称することで押し通した。命名の理由は「芸名だから」
「綺麗に撮ってよね、お代は後で相談♪」
所在:ユアレス王国ー電脳屋
所属:ユアレス王立高等学校
学年:1年
出身:グリフィズ公国
誕生:1月5日
年齢:15歳
血液:AB型
身長:167cm
体重:59kg
体型:「髪以外変えてないつもりだけど、どっちが魅力かな?」
シャーロットがアイドルとして活動している時の姿。
髪色が元の茶色からピンク色になったこと以外は、見た目の変化はない。
ピンク髪にした理由は「アイドルっぽいから」
ディーヴァはサピン共和国の言葉で歌姫を表し、テレジオは母親の旧姓である。
一人称は変わらず「私」
小悪魔な本性は隠しており、明るくハキハキとした部分だけを表に出している。
1人の時か、エリーしか傍にいない時のみ、素の性格が出る。
ネット上でのみ活動していたので長らく実在しないアイドルと思われていたが、王立高校の学祭ライブにサプライズ登場したことで実在すると知られた。
活動し出してから何度も芸能事務所から勧誘の声が来たが全て断っており、現在でもプロデュースからマネージメントまで1人でやっている。
楽曲製作に関してデジタル面でレイラを、アイデア面でエリーを手伝いに起用している。
市外で活動する時のために、コンテナそのものがライブ会場となる牽引式大型トラックを所有している。
自作の自動運転システムがあるので本人は車内で休んでいる。
良くも悪くも「世界的に目立つ」という点でロイドを見習っている。
「写真ですか?いいですけど……その、恥ずかしいっていう感情って、こういうものなんですね」
電脳屋従業員 兼 備品。身長150cmほどだが、カリンよりは小さい。
店主のロイドが作り上げた、情報分析機能特化型人工知能。同・自律行動用有機ボディ。名前の綴りはLAILA。
初期は単なるAIとして作られたが、人間に関する情報を解析した結果を素に自己最適化が繰り返された結果、自我が芽生えた。
人間に抱く感情は「憧れ」であり、ヒトらしい行動と心の在り方を勉強中。有機ボディを得たのはその一環。
物腰が柔らかく、なかなかに健気な存在。勉強熱心で、知らないことへの興味はヒトよりも強い。
普段はデータの状態でネット上にある情報を蒐集しては分析に回しているが、情報を取ってくる場所が問題視されている。国はやべーよ。
最近はボディに入って行動することが楽しいようで、疑似器官を搭載してもらって食事をしてみたり、
カリンたちの学校へ体験入学してみたりと生命体としての生を謳歌している。
電脳屋の建物は元々レイラ用のサーバールームだったが、自己最適化により本体容量が二桁削減されたことでサーバーが必要なくなり、
その時居合わせていたシャーロットの思いつきにロイドが共感し、思い付いた本人に丸投げする形で電脳屋が開業された。
従業員としても友人としてもシャーロットを補佐するのが仕事だと思っている。あと隣人を助けるのも仕事。
恋愛感情についてはまだ勉強中。
電子生命体ゆえに電子機器には強い、というよりは権限から何まで支配して手足のように操れる。
ネットワークが繋がっていれば何処にでも手を伸ばせるようで、地上基地経由で軌道上の人工衛星にアクセスしたというログがあったほど。
最終目標は「人間になって子孫を残すこと」
電脳屋店主ロイドが別で経営している会社。主な商材は「金属製品」
本拠地は海中。
「写真撮るの?ロイドの許可は?取った?そう……ならよし!さぁ!好きなだけ撮りなさい!」
ロイド商会本部従業員 兼 備品 兼 社長婦人。身長160cmほど。
社長のロイドが作り上げた、ハードウェア・ソフトウェア管制機能特化型人工知能。同・自律行動用有機ボディ。名前の綴りはAILEEN。
レイラと同じく単なるAIとして出発したが、いつの間にか自我が芽生えていた。自我を持った時期はレイラよりもかなり早く、其処から姉として振舞っている。
素の情報分析能力はレイラより劣るが、全機能を制限する代わりに入力された情報をあらゆる角度から高精度で分析できる「学習モード」という機能を持つ。
この学習モード時に、ロイドが面白半分で人間の愛について説いた結果、直後の自己最適化で意識と呼べるものが生まれたと本人は語る。
人間に抱く感情は「親愛」であり、自らを作った存在(ロイド)に限りない愛を注ぐことを信条としている。有機ボディを得た直後、お互いにプロポーズした。
快活という言葉がそのまま形になったような性格で、相手を気に入ったらよく体をバシバシと叩いてくる。妹たちとはまったく違うタイプ。
名実ともにロイドの妻であるはずだが、普段の恰好と行動はどう見てもメイド。これは「メイドは主人を愛する者」という情報を拾ってきて鵜呑みにしているため。
電子生命体の本分として、商会のデータ作業を1人で担当している。爆速で終わらせ、余った時間をメイドの仕事や旦那とのイチャつきに割いている。(爆ぜろ。)
ただのAIとして運用されていた頃から変わらず、商会の本拠地である潜水艦隊を1人で動かしている。
艦隊構成は、エイの様に平べったい形状の火力運用潜水艦「レイ級」が1隻、商材の製造工場と修理工場が入った箱型の工作潜水艦「ヴァールハイ級」が2隻、
コバンザメの如くレイ級の下部に引っ付いている葉巻型の「レモラ級」が1隻で、全4隻である。アイリーンの乗艦はレイ級で、ロイドはレモラ級。
有事の際はレイ級以外を自動航行させ、レイ級のみで艦隊と旦那の護衛に回る。ヴァールハイ級は、緊急時に旦那の盾となるよう設定されている。
もう1隻ほど艦隊所属の潜水艦はあるが、運用に難があるので海底で眠らせてる。
「写真撮影……なら、この表情が最適と、推定」
ロイド商会ケルプ島支部の備品。身長130cmほどで、修理屋の子供組よりは大きい。
アイリーン、レイラに続く、ロイド製作のシミュレーション機能特化型人工知能。同・自律行動用有機ボディ。名前の綴りはDAISY。(三人とも名前にAIの字列が入っている)
AIとしての製作時期は姉たちと同時期で、ハチャメチャな過程を経たが自我を見出した姉たちとは違い、デイジーだけは自我が芽生えなかった。
心配したロイドにより本部からケルプ島支部のクレイグへ預けられる、預けた理由は「機械ですら自分の子供扱いしてるからもしかしたらと期待して」
ロイドの期待通り、預けた直後からクレイグはデイジーのことを(まだ有機ボディも無かったのに)我が子扱いして暮らす。
元々子供がおらず島に1人で住んでいて寂しがっていたクレイグから、親子の関係について教えてもらった。
また暮らし始めてから何度か「クレイグが寂しがらないようにするにはどうすればいいか」という曖昧な設定でシミュレーションを行っている。
最終的に「自分が子供になればいい」という結果が出たようで、この結果から自己最適化で自我を形成し、少し人間に近付いた。
レイラやアイリーンの場合とは違い、デイジーは 自我が生まれるように自らの最適化を行った のでかなりの力業だったと言える。
人間に抱く感情は「思慕」であり、クレイグを親として慕い彼に寂しい思いをさせないよう行動している。いつの間にか製作者より大切な存在になった。
人間とほぼ同等の意識は備わったが、まだ喋りについてはAI時代の機械的な名残がある。普段の行動も自分では人間らしく振舞っているようだが、
結構機械みたいなものが滲み出ていたりするので、その度にクレイグや姉たちから指摘されては直している。
有機ボディを得てから、クレイグに対する呼び方を「お父さん」に変えた。一方で、ロイドは呼び捨てにされている。製作者とは。
特に何も無ければ、クレイグの傍に付き添いながら島内各所を散歩している。恋愛感情はそのうちレイラやアイリーンから教えてもらう予定。
シミュレーション機能に特化していることから火器管制と戦術・戦略予測に優れているが、戦闘行動とは無縁のため出番はほぼ無い。
王立高等学校。国内に他の高校は無い。
「え、写真?……マジで撮るの?」
身長170cmほどの16歳(登場時)。
カリンのクラスメイトであり、良き友人。周りに余所からやってきた人が多い中で、元々この国に住んでいる数少ない人物。
元気というよりやんちゃな性格で、男勝りな人物。口が若干悪く、ちょっとしたヤンキーの扱いを受けているが本人は特に気にも留めていない。
やりたいことはちゃんとやり、納得行かないことはキッチリ納得するまで対応する。この辺りの性格がカリンと似ていたので意気投合して友人になった。
暴力や外圧から友人らを守ろうとよく矢面に立つが、大事な存在を守ることに対して何らかの義務を感じている節がある。
バスケ部で活動しており、運動神経はかなりのもの。勉強は得意ではなく、ギリギリで中くらいの成績を保っている。
ロイという昔馴染みがいる。同じくこの国の生まれで家も近く、昔っから同じクラスになり続けた正真正銘の腐れ縁の仲。良い仲にはなっていない。
やや不良染みてはいるが他人のために行動することも多いので人望は厚く、同性・異性共に受けが良い。たまに告白されるがスルーしている。
普段の姿からは想像もされないが、恋愛への興味はかなりのもので、ひょんなところで結構初心な姿を見せる。本人はどうも教師の1人に片思いしてるらしい。ただし実らない。
それなりに整った見た目であるが、本人はそこまで自分を高く評価していない。男のような性格もあり、ちゃんとした女性として扱われることに馴れていない。
だが自分でも気付かないほどにアイドルのような可愛い存在になることを夢見ていたようで、可愛らしさを振りまく同性をちょっと羨ましく見てる。
それをシャーロットに嗅ぎ付けられ、半ば強引に学祭ライブへディーヴァの相方として出演させられる。終始恥ずかしがっていたが、本人は満更でもない様子だった。
その後、ディーヴァと一緒に活動している姿が散見されている、割とノリノリで。一緒に活動する都合上、シャーロットがディーヴァであることを知っている。
能力は「召喚」
概要は「大小様々な形状の盾を呼び出す」
どこからともなく盾を出したりしまったりできる力。特に暴力沙汰から誰かを守る時に使う。出せるのは同時に1つだけ。
普通ではありえないが、どうも祖父から代々遺伝している力のようで、父親にも同じ能力が発現しているらしい。曰く、呪い。
ガーディニアという家名は、祖父が能力にあやかって改名したものという話。爺ちゃん何してくれてんの……。
「写真ー?後でどう使ってるか見せてくれるなら別にいいよー」
身長130cmほどの16歳(登場時)。
カリンのクラスメイトであり、エリーを含めた3人でよく行動する仲。故郷はファッション文化などが有名な国で、高校入学前に移住してきた。半分ほど和国人の血が流れてる。
朗らかな性格で、場の和ませ役。身長が低いこともあって小動物のように扱われる。ただし小学生扱いされるのだけは勘弁してほしいとか。
案外と環境変化に聡い人物で日常における立ち回りも上手く、怪我や損をしない立ち位置を必ず確保できるよう動いている。友人たちはそのおかげで「だいたい」無事でいる。
その一方で、自分と親しい人が「面白そうなトラブル」に巻き込まれようとしているのを発見すると、逃げられないように周辺を固めてしまう鬼でもある。
ヒナが仕掛け人となり、カリンやエリーが被害者となる光景は大なり小なりよく見る愉快な日常である。友人グループにシャーロットが加わってから、仕掛け人が2人となった。
自分が弱い存在であることは十分に理解しているので、本当の面倒事からは逃げるようにしている。逃げられない時に守ってくれるエリーには、内心頭が上がらない。
生活科学部という名の料理クラブに所属しており、たまに家庭科室で何か作ってる。何事も勉強するのは好きな方で、成績も良い。運動は苦手。
恋愛への興味は人並みだが、自分の体型がちょっと気がかり。
能力は持っていない。
両親は共に能力がある。
民間レベルの各種意見を王庁に提出するために在る公的機関。委員は各業種から能力者・非能力者で各2名ずつの計4名が選出される。
縦より横の繋がりが強い。
「写真ね、手早くお願い、まだ仕事中なの」
身長165cmほどの41歳(登場時)。研究・開発の専門業から選出された委員で、非能力者の方。
機械工学と情報工学の権威であり、国の研究機関に勤めてる研究者。シャーロット(ディーヴァ)の母親。旦那が同じ研究機関の別部署にいる。
性格は娘と同じで明るく愛想もいいが、娘よりはクールな面が出ている。普段から笑顔を絶やさないが怒らせると怖い。たいてい、被害者は旦那。
ほとんどの時間を勤め先で過ごす程のワーカホリックで、睡眠や入浴のため一旦家に帰りはするが滞在時間は短い。シャーロットが独り立ちした遠因。
まったく新しい技術を生み出すより、既存の技術を組み合わせ発展させることで新たな領域を見出すことが得意であり
既存の科学技術のみで「冗談を交えつつ人間と会話できる人工知能」を組み上げている。
得意な旦那イジメは、指の間に鉛筆を挟んで強く握ること。
「写真の時、笑う……お母さん、言ってた……」
身長130cmほどの10歳(登場時)。
人見知りで内気な性格の女の子、話す時もたどたどしく喋る。人の後ろに隠れがち。
でも怖がっているわけではなく、物陰からじっと観察してみるのが好きなだけ。観察が終わればトコトコと出てくる。
カリンとシグがショッピングモールで買い物してる最中に、迷子になっているリューリを発見。
その後、いろいろとあったが無事母親の元へ送り届けた。(ここにだけ登場するモブの予定だった。)
そんな出来事があってからだいぶ経った後に、メルたちの友人だったことが判明。
お互いを見知ってからはよく修理屋まで遊びに来るようになる。店主のアイザックにだけは本気で怖がる素振りを見せる、毎回。
シグの故郷(スカジ王国)の隣にあるオウル共和国の生まれで、やたらと寒さに強い。恋愛への興味はまだ無い。
能力は持ってない。
元はオウルにて母親と叔母の3人で暮らしていたが、母親が異常な能力を覚醒させて以来、叔母に連れられてユアレスで避難生活を送っていた。
が、とある件で母親と再会した際、さらに能力を強大化させた母親によって一時洗脳状態にされると同時に、リューリ自身も能力を持ってしまう。
能力は「凍結」
概要は「周囲にある物質を凍結状態にして自身の支配下に置く」
どんな物質でも凍らせることが可能となり、支配下に置いた後は凍結してる限り自由に動かすことが出来る。
能力発動中はリューリの頭部周辺に氷の結晶が浮いている。
「写真! 撮って撮って!」
(編集中)
「ふーん、写真ね、こんな感じで良いでしょ?」
身長140cmほどの10歳(登場時)。
多少ませており、知識や経験の面で上から目線で会話することが多い。先人という認識を持たれたいだけで、性格が悪いわけではない。
人に悪戯したりからかったりするのが好きで、気に入ってる相手ほど頻度が多い。特に異性。されるのは馴れてない。
メルたちのクラスメイトではあるが接点が少なく、同じクラスメイトである優樹伝いの関係。いわゆる友達の友達。
ファッションの話題に興味を示し普段から雑誌も読んでいる。そのせいなのか、若干肌面積の多い恰好で学校に来る。
それでいて見せびらかすようなことはせず、やることと言えば特定個人への悪戯だけである。
子供らしいことに興味が無いかと思えば、毎週日曜朝に放送されている女児向けアニメを欠かさず見ているという一面がある。
小さい時から番組が変わってもずっと見ており、早い段階で心の中に「変身願望」というものが生まれた。
現在は自分の見た目を整え変えるという点でファッションへの興味を示しているが、望む方向には持っていけていないため不燃焼気味。
ただクラスメイトの優樹にちょっとした片思いをしているので、からかいコチラを見させることで自分の変化に気付いてもらおうとしている。
変身願望という夢を持っていたことで、アリスに目を付けられることになった。
とある事件解決後、修理屋の面子と仲良くなり積極的に絡むようになった。
「ふふん♪ ちゃんと可愛く撮ってよね、せっかくの機会なんだから」
身長140cmほどで年齢不明。
街に突然出現するようになった「モンスター」を退治するために同時期から活動し始めた少女。
見た目は数年前に放送終了した女児向けアニメ「魔法少女デルフィー」のメインキャラと酷似しているが、本人は「ジェニー」と名乗っている。
颯爽と現れては危機にさらされた人々を救助し、モンスターを退治すると何処かへと去っていく、元のアニメの通りの人物。
モンスターと戦う時は主に持っている杖から不思議なエネルギーを撃ち出すか、純粋な打撃による肉弾戦を行うという殴り魔のような存在。
正体は、アリスによって変身する力を持たされたジェナ。
変身願望という夢を叶えられる形でアリスが力を与えたが、改心後のアリスが悪戯心を持って行ったことなのでその効果は控えめ。
とは言え十分な現実改変を行えており、ジェナが一番好きなアニメのキャラを完璧に再現できてしまっている。
ジェナは「デルフィーになる力」だと思っていたが、実際は「デルフィーが居た世界を再現する力」であり
モンスターは全て彼女が力を使うことが原因で出現している。自覚無きマッチポンプ状態。
修理屋の面子が介入して事態が収拾して以降、表立って活動しなくなった。アリスの夢世界ではたまに姿を見ることがある。
「お写真撮るの? いいよー」
身長125cmほどの8才(登場時)。
明るく元気な子供らしい子供。メルたちと同じ学校に通う、2つ下の学年の子。
メルたちのクラスメイトである笹野森優樹の妹で、兄と一緒にみんなと仲良く接している。
能力は持ってない。
「写真ですね、ええ、既に聞き及んでおりますよ、外の知識は身に付けてありますから」
身長160cmほどの20歳。
半鎖国状態の和国において唯一の玄関口となっている街を治める島家の副当主。男性に間違われることもあるが、女性。
常に冷静さを保つ穏やかな人柄で、教養と良識を備え市井にも明るい、若くして指導者の気を見せる。
兄である現当主を補佐する傍ら、住人からの陳情を聞いて問題解決に奔走する身でもあるが、どんなことにも真摯に対応しているため大変な人気者となっている。
武人でもあり、島家の剣術「弐ノ型」の免許皆伝となる程度には腕が立つ、と本人は言う。「壱ノ型」の皆伝を受けた現当主に比べればまだまだ、とのこと。
毎朝の稽古が日課となっており、その音を聞いて家人たちが起きてくるのが島家の日常風景となっている。
(編集中)
「写真……ですか?えーっと、こんな感じでいいでしょうか……?」
身長130cmほど。
代々刀鍛冶を営んできた藤原家の家宝である脇差「椿」に守護霊として宿っていた女の子。
とても内気な性格で人見知り、事あるごとに物陰へ隠れたがるタイプ。それでも言わなければいけないことはしっかりと言える子。
元々は刀の中で眠っていたが盗難騒ぎの際に覚醒、生前の姿をした霊となって出てきた。霊なので浮けるし、壁も通り抜ける。
生前の椿は今より数代前の家長の長女として生まれ、ある日突如として姿を消したと記録されている。
生前から幼くして家の蔵書を読み漁れる程度には聡明で、家長自慢の娘であった。
だが当時の家長が刀造りで悩んでいると知ると、解決策を探る中で人身供儀という方法を見つけてしまい
家長にも内緒で自らの身体を用いてこれを実行。結果としてその時打たれた脇差はあらゆる災禍から身を守る家宝になった。
家長は、脇差の完成に前後していなくなった娘のことを想い、これに椿という銘を刻んだ。
そのような経緯から、本人は霊として存在することになんら不満は無かったようだが
仔細を聞いたカリンとシグが(意図的に)やらかしたことでアルムのように生前の肉体と魂を持って現代に蘇生された。
いざこざと経て最終的に修理屋の面々で脇差ごと預かるところとなり、脇差はカリンが護身用に持つこととなった。
最初は不満げであったが、自分が知らないことだらけの世界で生きることに興味を覚えたことで、もう一度生きることに前向きとなる。
年齢については死亡時の10歳からまた始めることを本人が希望したので蘇生後そのままである。
修理屋で暮らしながら小学校に通っている。毎日が新しい発見の連続とは本人の言。
読むものを読んでいるので、案外ムッツリである。恋愛への興味はある。
能力は「絶対防御」
概要は「一定範囲内にいる脇差『椿』を持つ対象と自分をあらゆる外的作用から断絶する」
あらゆる災禍から持ち主を守る脇差の守護霊として発生した能力。
発動すれば核爆発程度の衝撃も難なく防ぐことができる。放射線に関する知識を椿が吸収していれば恐らくそれすらも防ぐ。
ただし守れるのは自分と持ち主だけ、その他の存在は守れない。
「写真? はっ! そんな物で魂を盗られるわしじゃないわ! どれ、幾らでも撮ってみよ!」
身長140cmほど。
和国内陸の来馬藩にある稲荷神社で巫女をしている狐娘。金色で姉の方。
やかましい程に元気で明るい性格をしており、口うるさくお節介焼きで、とかく自信に満ちた小さい娘。
(編集中)
「写真? よく分かりませんが、考え事してても良いなら、どうぞ」
身長170cmほど。
和国内陸の来馬藩にある稲荷神社で巫女をしている狐娘。白色で妹の方。
明るく人当たりの良い人物で、いつも優しい雰囲気を醸し出し非常にお淑やかな大きい娘。
(編集中)
「あら、写真とは……ええ……ええ、良いでしょう。 叶うなら、1枚でも多く。 手土産が増えますから」
身長170cmほど。
和国の帝居で筆頭女官を務める女性。
性格は大和撫子という言葉がぴったりであり人に対して丁寧に接するが、身の振りや言葉遣いからは決して計れない"何か"を感じさせる人物。
政治や軍事、また自国民の経済的状況、さらには上の者から下の者に至るあらゆる階級での教養といった文字通りの"すべての分野"に通じている。
(編集中)
「写真って、なに?」
「わたしたちだけで良いの? たま様呼ばなくて良いの?」
(編集中)
「写真、ですか。 たしか、こういったポーズで撮るものと聞いておりますが……可笑しいでしょうか」
(編集中)
「写真か、撮るならさっさとやれ、他の奴らが魂取りだの何だのと騒ぐ前にな」
(編集中)
「写真? ……ああ、椿が言ってた外の物ね、良いわよ。 きっと、椿も撮ったんでしょ?」
(編集中)
いち大陸丸ごと1つの国となっている、最大の民主国家。原始的な生活を送る部族が多数集っており、現代でも生活様式がまったく変わっていない。
国家として成立する以前から統一された言語が使用されているため、部族間の意思疎通に問題は発生していない。国外から来るモノに関しては部族ごとに許容・拒絶の精神が分かれる。
あらゆる自然現象を神託として受容する民族性があるため、神の声が聴こえるとされる「シャーマン」の存在は大きく、全部族の中で最も優秀なシャーマンが国家代表となるほど。
部族連合国の支配地域は全面積の2割にも満たない大陸外縁部のみであり、国民は全て外縁部にいる。残りの8割にあたる内陸部との境界線からは、地面が見えぬほどの森林しか見えない。
大陸上空から見ても、内陸部はただの森林地帯である。
「写真……フィーネ様が仰っていた、記録のためのモノね」
「ええ、大丈夫ですよ、私も、リタも」
(編集中)
(編集中)
「あらあら写真なんて……こんなおばさん撮っても面白くないわよ?」
(編集中)
「おっと、変なところ見られちゃったわね、撮るのは良いけどイワンには黙っててね♪」
(編集中)
「はいはい写真ね、マネージャーが戻ってくる前とっとと撮っちゃって♪」
(編集中)